泡消火設備(水成膜泡消火設備)

油を抜きにして今日の生活は維持できません。燃料として、原料として、化学製品として、生活のいたるところに油が満ち溢れていると言っても過言ではありません。消防用語では、危険物と称されますが、そのような危険物に対する消火手段として最大の効果を発揮するのが泡消火薬剤を用いた泡消火システムです。

水成膜泡消火システムは、フッ素系界面活性剤をベースにした泡消火薬剤をフォームヘッドから放射し、泡の被膜による窒素効果と冷却効果により消火する設備です。

■特徴

・流動性、耐液性はバツグン
泡消火薬剤を放射すると流動性、耐液性にすぐれたフィルム状の膜が火災の表面を覆い窒息冷却消火します。

・省エネ、ローコスト
消火能力に優れているため使用する薬剤量が少量ですみます。そのため薬剤貯蔵槽や加圧用ポンプ及び配管などもコンパクト化がはかれるため、トータルコストの低減が実現できます。

・ランニングコスト(管理経費)も経済的
泡消火薬剤は、腐敗・沈澱・変質などの恐れが少ないので、長期間使用でき、設置後のメンテナンスや維持費がすくなくなります。

■泡消火設備を構成する各種機器

写真による泡消火システムの各種機器の写真です。

泡消火設備全体の写真
泡消防設備の起動装置及び泡ヘッドの写真
●泡消火薬剤貯蔵槽
泡消火薬剤を貯蔵し、作動時にその泡消火薬剤を混合器に送り込みます。
泡消火薬剤貯蔵槽の写真

<ポンプユニット>
●加圧送水装置
圧力スイッチの信号により作動し、消火水槽の水を圧送します。
●起動用圧力チャンバー
本体、圧力スイッチ、圧力計、エアー抜弁、排水弁で構成され、配管内の圧力を規定範囲量に保持します。
●呼水槽
ポンプが常時作動できるようにポンプ内部、サクション管内を満水するための水槽です。
●ポンプ制御盤
消火用ポンプを制御する盤で、起動回路、操作回路を内臓しています。

泡消火設備のポンプユニット
●一斉開放弁
放射区画毎に1個づつ設置し、その区画の感知ヘッドまたは、手動起動装置の作動で開放し、水をヘッドに送ります。
泡消火設備の一斉開放弁の写真
●感知ヘッド(閉鎖型スプリンクラーヘッド)
火災発生時に熱を感知すると、作動して配管内の充圧水を放射し、その作用で一斉開放弁を開かせ、システム全体を作動させる機能を発揮します。
泡消火設備の感知ヘッド
●フォームヘッド
混合された泡水溶液を発泡させながら、広範囲に泡を散布します。
泡消火設備のフォームヘッドの写真
●湿式流水検知装置 (アラーム弁)
配管内の流水量をキャッチし、圧力スイッチを作動し、警報および、ポンプ起動等の信号を発する装置です。
泡消火設備のアラーム弁の写真
●プロポーショナー
泡消火薬剤と水を比例混合する機能を有します。
泡消火設備のプロポーショナーの写真

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